「私の方が学歴上だし、稼ぎもいい。正直、彼より私の方が上だと思ってる」
そう思ったこと、ありませんか。
口には出さない。でも、心の中では比較してる。「自分の方が優れてる」って。
私にもあります。恥ずかしいけど、確実にあった。
28歳の時、付き合ってた彼氏より私の方が年収が150万円高かったんです。大手企業勤務の私と、中小企業の彼。デートの支払いも私が多く出してました。
そして、心のどこかで思ってたんです。
「私が支えてあげてる」「私がいないとダメな人」って。
優越感。それを認めたくなかったけど、確かに感じてた。
優越感を持ってた私が、彼に振られた話
結論から言うと、彼から別れを告げられました。
「最近、君といると疲れる」って。
え?私、こんなに尽くしてたのに?支払いも多く出してたし、色々アドバイスもしてたのに?
彼は言いました。
「君はいつも、俺を見下してる気がする。『教えてあげる』『私の方が分かってる』って態度。俺のこと、対等に見てくれてないよね」
ガツンと殴られた感覚でした。
図星だったから。
彼より収入が多いこと、有名企業に勤めてること、それを心の中で誇ってた。「私の方が上」って思ってた。
でも、それが態度に出てたんです。無意識に。
アドバイスは「上から目線」だったし、デートの提案も「私が決めてあげる」感じだった。彼の意見は「参考程度」にしか聞いてなかった。
彼は対等なパートナーが欲しかったのに、私は彼を「導いてあげる相手」として見てた。
別れた後、友人に言われた言葉が忘れられません。
「あなた、彼のこと本当に愛してた?それとも、『私の方が上』って優越感を愛してたの?」
答えられませんでした。本当に愛してたのか、自分でも分からなくなった。
優越感の正体—それは「自信のなさ」の裏返し
後から色々調べて分かったんです。
優越感を感じる人って、実は自己肯定感が低い。
本当に自信がある人は、他人と比較する必要がないんです。
私がそうでした。
表面的には自信満々に見えたかもしれない。でも、心の奥では不安だった。「本当の私を見たら、彼は離れていくんじゃないか」って。
だから、収入とか学歴とか、目に見える「優位性」にしがみついた。「これがある限り、彼は私を必要とする」って思い込んでた。
心理学では「自己肯定感の補填」って呼ぶらしいです。
自分で自分の価値を認められないから、他者との比較で価値を確認する。「あの人より上」「この人より優れてる」って思うことで、やっと安心できる。
でも、それって本当の自信じゃない。
誰かより上じゃないと不安。誰かに勝たないと価値がない。そんな生き方、疲れるだけなんです。
友人カップルの崩壊を見た
知人のケンジ(仮名、32歳)と彼女の話です。
ケンジは大卒、彼女は高卒。ケンジの方が収入も多かった。
最初は良好だったんです。でも、時間が経つにつれて、ケンジの態度が変わっていった。
会話の中で「俺が教えてあげるよ」が増えた。彼女の意見に「それは違うよ」って否定が増えた。デートプランも全部ケンジが決めて、彼女の希望は「参考程度」。
彼女は最初、我慢してたそうです。「学歴も収入も上だから、私が従うべきなのかな」って。
でも、ある日爆発しました。
「私のこと、バカだと思ってるでしょ。いつも見下してる。もう無理」
ケンジは否定しました。「そんなつもりない」って。でも、彼女は別れを選んだ。
後日、ケンジが私に言いました。
「俺、本当に彼女を見下してたんだと思う。無意識に。学歴とか収入とかで、『俺の方が上』って思ってた。でも、人間としては彼女の方が素晴らしかったよ。優しかったし、思いやりがあった。それに気づいた時には、もう遅かった」
優越感は、本当に大切なものを見えなくさせるんです。
逆パターン—優越感を持たれる側の苦しみ
私の友人マイ(仮名)は、逆の立場でした。
彼氏から常に見下されてた。彼氏の方が年収が高くて、「俺が養ってる」みたいな態度。
デートの支払いも全部彼氏。最初は「男らしい」って思ってたけど、段々違和感が出てきた。
「俺がお金出してるんだから、俺の意見に従えよ」 「お前、俺がいないとダメだろ」
そういう言葉を、冗談めかして言われる。でも、冗談じゃない。本気で思ってるのが分かる。
マイは言いました。
「私、ATMじゃなくてパートナーが欲しかった。お金で支配されてる感じがして、どんどん自信がなくなっていった」
結局、マイは別れを選びました。
「お金より、対等に尊重してくれる人がいい。私は物じゃない」って。
優越感を持たれる側は、じわじわと自尊心が削られていくんです。
優越感を手放した男性の話
でも、全部が悲しい結末じゃありません。
知人のタクヤ(仮名、35歳)の話です。
彼は彼女より収入が高くて、無意識に優越感を持ってました。でも、ある出来事で気づいたんです。
彼女が仕事で昇進して、収入が逆転した時。
タクヤは複雑な感情に襲われました。嬉しいはずなのに、なぜか不安。焦り。
「俺の立場が…」って思ってる自分に気づいて、ハッとしたそうです。
「俺、彼女を愛してたんじゃなくて、『俺の方が上』って優越感を愛してたんだ」
その気づきがターニングポイントでした。
タクヤは彼女に謝りました。「今まで、無意識に見下してた。ごめん。これからは対等なパートナーとして、お互いを尊重したい」
彼女は泣きながら言ったそうです。
「やっと気づいてくれた。私、ずっと苦しかった」
そこから、二人の関係は劇的に変わりました。
今では結婚して、お互いを尊重し合える関係を築いてるそうです。
タクヤが言ってた言葉が印象的でした。
「優越感を手放したら、初めて本当の愛が分かった。彼女のありのままを愛せるようになった」
対等な関係を築く5つのステップ
じゃあ、どうすればいいのか。
私自身の反省と、周りの成功例から学んだ方法を紹介します。
1. 自分の優越感を認める
まず、認めること。「私、相手を見下してる」って。
認めたくない気持ち、分かります。でも、認めないと変われない。
私も最初は「そんなつもりない」って否定してました。でも、心の奥では分かってた。認めた時、初めて変化が始まりました。
2. 相手の良いところを毎日見つける
優越感を持ってると、相手の欠点ばかり目につくんです。
だから、意識的に良いところを探す。毎日、一つでいい。
「今日、彼が笑顔で迎えてくれた」「彼女が作ってくれた料理、美味しかった」
小さなことでいい。感謝できるポイントを見つける。
これを続けると、見る目が変わってきます。
3. 「ありがとう」を口に出す
優越感を持ってる人は、「やってもらって当然」って思いがち。
私がそうでした。彼が優しくしてくれても「まあ、普通でしょ」って。
でも、「ありがとう」って言葉にすると、自分の気持ちも変わるんです。
相手が自分にとって大切な存在だって、再確認できる。
4. 相手の意見を真剣に聞く
「参考程度」じゃなくて、真剣に。
デートプランでも、生活の決め事でも、相手の意見を尊重する。
「私の方が分かってる」って思考を一旦停止。「相手はどう考えてるんだろう」って聞く姿勢。
これだけで、関係は変わります。
5. 自己肯定感を高める
根本的には、これが一番大事。
他人との比較じゃなくて、自分自身で自分の価値を認める。
私は、カウンセリングに通いました。自己肯定感が低い理由を探って、少しずつ改善していった。
時間はかかったけど、今では「他人より上じゃなくても、私は私で価値がある」って思えます。
もし優越感を持たれてる側なら
逆に、相手から優越感を持たれてる場合。
これ、本当に辛いんですよね。私の友人マイの話を聞いて、心から思いました。
まず、伝えてください。
「あなたの態度、私を見下してる気がする。対等に扱ってほしい」
感情的にならずに、冷静に。「私はこう感じる」って伝える。
相手の反応で、その人の本質が分かります。
誠実な人は、向き合ってくれます。
「そんなつもりなかったけど、不快にさせてごめん」「どうすればいい?」って一緒に考えてくれる。
でも、誠実じゃない人は、こう言います。
「考えすぎ」 「被害妄想」 「俺のおかげで生活できてるくせに」
後者なら、別れを考えた方がいいかもしれません。
あなたは尊重されるべき存在です。見下されるために恋愛してるんじゃない。
マイが言ってました。
「別れて正解だった。今は対等に接してくれる人と付き合ってるけど、こんなに楽なんだって思った。恋愛って、本来こういうものなんだって」
私が学んだこと—対等であることの美しさ
元カレに振られて、最初は悔しかった。
でも、今では感謝してます。あの経験がなければ、私は変われなかった。
その後、今の夫と出会いました。
彼は私より学歴も収入も下です。でも、私は一度も「私の方が上」なんて思ったことがない。
なぜか?
彼には、私にないものがたくさんあるから。
優しさ、思いやり、ユーモア、困難に立ち向かう強さ。学歴や収入じゃ測れない、人間としての魅力。
そして、彼は私を対等に扱ってくれる。意見を尊重してくれる。感謝を伝えてくれる。
対等な関係って、こんなに心地いいんだって、初めて知りました。
優越感なんていらない。
お互いを尊重し合える関係の方が、ずっと幸せです。
もしあなたが今、相手に優越感を持ってるなら、一度立ち止まってみてください。
「本当にこの人を愛してる?それとも、優越感を愛してる?」
もし優越感を持たれてる側なら、自分を大切にしてください。
見下されるために恋愛してるんじゃない。あなたは尊重される価値がある。
対等であること。それが、本当の愛の始まりなんです。
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