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放任主義で育った男の恋愛が壊れる理由|愛情不足を抱えた僕らの話

親に抱きしめられた記憶、ある?

俺、ほとんどないんだよね。

転んで泣いても「男の子なんだから」って放置。学校で何かあっても「自分で何とかしろ」。成績が良くても「当たり前だ」。悪ければ無視。

そんな環境で育った。

今思えば、あれは放任主義なんかじゃなかった。ただの放置だ。

目次

「男らしさ」という名の愛情不足

「男の子は泣くな」 「強くなれ」 「甘えるな」

こういう言葉で育てられた男は、マジで多いと思う。

でもさ、これって実質的には「お前の感情なんて知らない」って言われてるのと同じなんだよね。親が育児を放棄する言い訳に「男らしく育てる」って理由を使ってる。

食事は出てくる。服も買ってもらえる。でも心のケアは一切なし。

「自立させるため」

親はそう言うかもしれない。でも子供にとっては違う。

「俺は必要とされてない」 「愛されてない」

そう受け取るしかないんだ。

物理的なネグレクトじゃないから、誰も虐待だとは言わない。でも精神的なネグレクトは確実に存在してた。

(今でも鮮明に覚えてる。小学3年生の時、クラスでいじめられて家に帰った。父親に「学校どうだった?」って聞かれたから正直に話した。返ってきた言葉は「やられたらやり返せ」。それだけ。抱きしめてもらえなかった。話も聞いてもらえなかった。ただ突き放された)

心の土台がない恐怖

人間の心って、幼少期に作られるんだって。

その時期に親から無条件の愛情を受けることで、「自分には価値がある」「世界は安全な場所だ」っていう基本的な信頼感が育つらしい。

心理学で言う「安全基地」ってやつ。

子供は親という安全基地があるから、安心して外の世界に飛び出せる。失敗しても、怖いことがあっても、そこに戻れば受け入れてもらえる。

…でも、俺たちにはそれがなかった。

親は物理的には存在してた。でも精神的なサポートはゼロ。泣いても慰めてもらえない、喜びを共有してもらえない、不安を受け止めてもらえない。

結果、常に不安を抱えながら生きることになる。

「誰も助けてくれない」 「俺は一人だ」

この感覚が、心の奥深くに刻まれてしまった。

自己肯定感という言葉すら知らなかった頃

自己肯定感が低いって、最近よく聞くよね。

俺もそうだった。っていうか、今でもそう。

親からの情緒的な反応が少ないと、子供は勝手に「俺に価値がないから、親はかまってくれないんだ」って解釈する。本当は親の問題なのに、子供は自分のせいだと思い込む。

「俺が良い子じゃないから」 「俺が優秀じゃないから」 「俺が期待外れだから」

そんな風に自分を責めながら育った。

大人になっても、この思考パターンから抜け出せない。何をしても「俺はダメだ」という感覚がついて回るんだよ。

仕事で成功しても「たまたまだ」。 褒められても「お世辞だろう」。 認められても「勘違いされてる」。

はぁ…疲れるよね、マジで。

感情が分からない男たち

もっと深刻な問題がある。

感情の認識と表現が、できないんだ。

幼少期に自分の感情を親に伝えても、無視されたり適切に受け止めてもらえなかったりすると、感情をどう扱っていいか分からなくなる。

「悲しい」って言っても反応なし。 「嬉しい」って言っても興味なし。 「怖い」って言っても「男のくせに」。

そうやって育つと、大人になっても自分の感情を自覚できない。

彼女に「どうしたの?」って聞かれても、「分からない」としか答えられない。

怒ってるのか、悲しいのか、不安なのか。

それすら分からないんだよ…。

(正直、これで何人の彼女と別れたか分からない。「あなたって何考えてるか分からない」「もっと自分の気持ちを話してよ」って言われる。でも、俺自身が分かってないんだから、説明のしようがない)

コミュニケーション障害の正体

感情を認識できないってことは、それを相手に伝えることもできないってこと。

恋愛のような親密な関係では、感情の共有が超重要。でもそれができない。

結果、深い絆を築くことが難しい。

表面的な関係なら維持できる。飲みに行ったり、遊んだり、軽い話をしたり。

でも、それ以上に深くなろうとすると…壁にぶつかる。

相手は俺の内面を知りたがる。でも俺は見せられない。見せ方が分からない。

そして関係は壊れていく。

恋愛という戦場での惨敗

放任主義で育った男が恋愛で最も苦しむのが、パートナーへの過度な依存と執着だと思う。

幼少期に満たされなかった愛情を、彼女に求めてしまうんだよね。

見捨てられ不安。

聞いたことある?これ、「いつか見捨てられるんじゃないか」っていう強烈な不安のこと。

幼少期に親から十分な愛情を受けられなかった人間は、この不安を常に抱えてる。

LINEの既読スルーで崩壊する男

彼女ができると、その人にしがみつくようになる。

「この人を失ったら、もう誰も愛してくれない」

この恐怖が、常に頭の中にあるんだ。

LINEの返信が1時間遅れただけで、パニックになる。

「俺に興味がなくなったんだ」 「もう愛されてないんだ」 「他に好きな人ができたんだ」

頭の中で勝手にストーリーが展開される。

そして立て続けにメッセージを送ってしまう。

「今何してる?」 「忙しい?」 「俺のこと嫌いになった?」

理性では「これはマズい」って分かってる。でも不安があまりにも強すぎて、コントロールできない。

相手を疲れさせてるのは分かってる。

でもやめられない。

(実際、元カノに言われたよ。「重い」「束縛がきつい」「もっと自由にさせて」って。でもその時は理解できなかった。俺は愛情を求めてるだけなのに、なぜそれが重いのか。今なら分かる。あれは愛情じゃなくて、依存だった)

自己犠牲という名の強迫観念

自分を犠牲にしてまで尽くしてしまうのも、同じ根っこから来てる。

「俺が愛されるには、完璧でなければならない」

この思い込みが強すぎる。

だから彼女のどんなわがままも聞く。自分の予定をすべてキャンセルしてまで会いに行く。深夜でも呼び出されたら駆けつける。

友達との約束より彼女優先。 仕事より彼女優先。 自分の時間より彼女優先。

でもさ、いくら尽くしても心の底にある「愛されたい」っていう渇望は満たされないんだよね。

なぜなら、本当に必要なのは「ありのままの自分を愛してもらうこと」だから。

完璧な自分を演じて得た愛情は、本物の愛情とは感じられない。

愛情を試す最悪の癖

見捨てられ不安が強い男は、「試し行為」をしてしまう。

これ、マジで最悪の癖。

相手の愛情を確認するために、わざと困らせるような行動をとるんだ。

典型的なのが「別れよう」って言って相手の反応を見る行動。

本当は別れたくないのに、「別れよう」って切り出す。

そして彼女が「別れたくない」って引き止めてくれることで、「ああ、まだ愛されてるんだ」って安心する。

でも、これは超危険。

一度や二度なら相手も引き止めてくれるかもしれない。でも何度も繰り返してたら、さすがに疲れる。

「もう好きにして」

本当に手を離されてしまう。

(俺がまさにこれをやった。大学時代の彼女に、3回も「別れよう」って言った。1回目は「やだ、別れたくない」って泣いてくれた。2回目も引き止めてくれた。でも3回目…彼女は静かに「うん、分かった」って言った。その瞬間、血の気が引いた。心臓がバクバクした。でも手遅れだった)

そうして恐れていた「見捨てられる」っていう結果を、自分で引き寄せてしまうんだよ。

皮肉だよね。見捨てられたくないという気持ちが、見捨てられる原因になる。

連絡無視という自爆行為

他にも、わざと連絡を無視してみたり。

彼女から「会いたい」ってLINEが来ても、わざと既読無視する。

「俺がいなくても平気なのかな」って確認したくて。

相手が焦って「どうしたの?」「怒ってる?」って聞いてくると、「ああ、俺のこと心配してくれてるんだ」って安心する。

でもこんなことを繰り返してたら、関係は不安定になる一方。

嫉妬させるようなことを言ってみたり、他の女の話をしてみたり。

相手の愛情を確認するための「試し」を、無意識にやってしまう。

そしてそのたびに、関係は壊れていく…。

親密になることへの矛盾した恐怖

ここまで読んで「じゃあ、ずっと彼女にべったりなのか」って思うかもしれない。

でも違う。

逆のパターンもあるんだ。

親密になることを極度に恐れて、深い関係を避けてしまうパターン。

一見矛盾してるよね?愛されたいのに、親密になるのが怖い。

でもこれ、放任主義で育った男によく見られる心理なんだって。

距離を縮められると逃げ出す

幼少期に親から裏切られた(と感じた)経験があると、「深く関わると裏切られる」っていう恐怖を持つようになる。

だから、ある程度の距離までは近づける。でもそれ以上深い関係になろうとすると、無意識に逃げ出してしまう。

付き合い始めは楽しい。

でも彼女が本気になればなるほど、怖くなってくる。

「こんなに愛されても、どうせいつか裏切られる」

この不安が勝ってしまう。

そして相手が真剣になる前に、自分から関係を終わらせてしまう。

(20代後半の頃、すごく良い彼女がいた。優しくて、理解があって、俺のことを本当に大切にしてくれた。でも彼女が「結婚も考えてる」って言った瞬間、パニックになった。胸が締め付けられて、息ができなくなって。そして次の日、「やっぱり俺たち合わない」って嘘をついて別れた。彼女は泣いてた。俺も泣きたかった。でも逃げるしかなかった)

寂しいのに、一人でいる方が安全だと感じてしまう。

傷つくのが怖くて、幸せになるチャンスを自ら手放してしまう。

マジで自己矛盾の塊。

共依存という地獄

愛情不足で育った男は、共依存関係に陥りやすい。

共依存って知ってる?お互いが不健全な形で依存し合う関係のこと。

自分が満たされない愛情を、相手に尽くすことで代償しようとする。

相手のニーズを満たすことで、自分の価値を見出そうとする。

「この人には俺が必要だ」

この感覚が、自己肯定感の代わりになってしまうんだよね。

ダメな女から離れられない理由

だから問題のある相手でも離れられなくなる。

モラハラされても、浮気されても、金銭的に利用されても。

「この人を支えられるのは俺しかいない」

そう思い込んでしまう。

客観的に見れば明らかに不健全な関係でも、それが自分の存在価値になってるから、離れることができない。

友達から「お前、利用されてるだけだよ」って言われても、聞く耳を持たない。

「お前らには分からない」 「俺が必要なんだ」

って反論してしまう。

相手が自立してしまうと、自分の存在価値がなくなってしまうような気がする。

だから無意識のうちに、相手を依存させ続けようとしてしまう。

(30代前半の頃、借金まみれの彼女と付き合ってた。何度も金を貸した。返ってこないのは分かってた。でもやめられなかった。「俺が助けなきゃ」って思ってた。今思えば、助けてたんじゃない。自分の存在価値を確認してただけだった)

こうした歪んだ関係は、両者にとって不幸なものでしかない。

でも抜け出せない。

俺の失敗談と学んだこと

具体的に俺の失敗談を話そう。

22歳の惨敗

大学4年の時、初めてちゃんと付き合った彼女がいた。

俺は彼女に依存しまくった。

毎日「好き?」って聞いてた。朝起きたら「おはよう、愛してる」。昼休みに「今何してる?会いたい」。夜寝る前に「明日も会える?」

彼女は最初は優しく答えてくれた。

でも2ヶ月もしないうちに、返信が遅くなった。

そしたら俺はパニックになって、さらにメッセージを連打。

「なんで返信遅いの?」 「俺のこと嫌いになった?」 「他に好きな人できた?」

彼女はついに爆発した。

「もう無理。重すぎる。一人の時間もほしいし、友達とも遊びたい。あなたといると息が詰まる」

別れを告げられた。

当時の俺は理解できなかった。「こんなに愛してるのに、なぜ?」って。

27歳の逃避

次の大きな失敗は27歳の時。

仕事も安定して、収入もそこそこあって。良い彼女もできた。

彼女は俺のことを本当に大切にしてくれた。誕生日にはサプライズでパーティーを開いてくれた。仕事で疲れてる時は、家に来て料理を作ってくれた。

俺の両親にも会いたいって言ってくれた。

…その瞬間、逃げたくなった。

「本気だ」って分かった。「結婚を考えてる」って分かった。

でも俺は怖かった。

「こんなに良い人が、俺なんかと一緒にいるはずがない」 「いつか俺の本当のダメな部分を知って、幻滅するんだ」 「今のうちに逃げた方が、傷は浅い」

そう思った。

そして徐々に距離を置き始めた。デートの頻度を減らした。連絡も減らした。

彼女は何度も「どうしたの?何かあった?」って聞いてくれた。

でも俺は「仕事が忙しい」って嘘をついた。

最終的に彼女の方から「もう疲れた。あなたが何を考えてるか分からない」って言われて、終わった。

32歳の共依存地獄

そして32歳。

メンヘラな彼女と付き合った。

彼女は情緒不安定で、よくリストカットをした。深夜に「死にたい」ってLINEが来た。すぐに駆けつけた。

友達からは「やめとけ」って言われた。

でも俺は「俺がいないとこの子はダメになる」って思ってた。

実際は違った。

俺が「必要とされてる」って感覚がほしかっただけ。

彼女を助けてるフリをして、実は自分の自己肯定感を満たしてただけだった。

この関係は1年半続いた。

俺は疲弊した。彼女も変わらなかった。

最終的にカウンセラーに相談して、ようやく関係を断つことができた。

傷と向き合って変わり始めた

35歳の時、カウンセリングを受け始めた。

最初は抵抗があった。「男がカウンセリングなんて」って思ってた。

でも限界だった。

カウンセラーは俺に言った。

「あなたの恋愛パターンは、幼少期の愛情不足から来ています」

最初は否定した。

「親は食事も服も与えてくれた。虐待じゃない」

でもカウンセラーは続けた。

「物理的なニーズを満たすことと、情緒的なニーズを満たすことは別です。あなたの心は、愛情を受け取る方法を知らないんです」

その言葉が、胸に刺さった。

自分で自分を満たす練習

カウンセラーは俺に課題を出した。

「毎日、自分に3つ優しい言葉をかけてください」

最初は馬鹿馬鹿しいと思った。

でも続けた。

「今日もよく頑張った」 「失敗してもいい、俺は成長してる」 「俺は価値がある」

最初は信じられなかった。空虚な言葉に感じた。

でも3ヶ月続けたあたりから、何かが変わり始めた。

自分を責める回数が減った。

彼女(当時いた新しい彼女)に「好き?」って聞く回数も減った。

感情を言語化する訓練

もう一つの課題は、感情の日記をつけること。

毎日、その日に感じた感情を5つ書き出す。

「今日は朝、不安を感じた。プレゼンがあったから」 「昼、嬉しかった。同僚に褒められたから」 「夜、寂しくなった。彼女から連絡がなかったから」

最初は「感情が分からない」って書くだけだった。

でも続けるうちに、少しずつ自分の感情が見えてきた。

「あ、今俺は怒ってるんだ」 「これは悲しみなんだ」 「不安なんだな」

感情に名前をつけられるようになった。

そして彼女にも伝えられるようになった。

「今日は不安だった」 「寂しかった」 「でも君の声を聞いて安心した」

彼女は「初めてあなたの気持ちが分かった気がする」って言ってくれた。

今、少しずつ前に進んでる

38歳の今。

完全に治ったわけじゃない。

今でも見捨てられ不安はある。彼女からの返信が遅いと、一瞬不安になる。

でも、深呼吸して自分に言い聞かせる。

「これは幼少期のトラウマだ」 「今の彼女は違う」 「俺は価値がある」

そして待てるようになった。

健全な関係を築けるようになった

今の彼女とは2年付き合ってる。

過去最長。

喧嘩もする。でも以前みたいに「別れよう」とは言わなくなった。

不安を感じたら、正直に伝える。

「今、ちょっと不安なんだ。でもこれは君のせいじゃない。俺の問題だから、少し時間をくれ」

彼女は理解してくれる。

「大丈夫、私はここにいるよ」

そう言ってくれる。

そして俺は、その言葉を信じられるようになってきた。

仲間を見つけた

カウンセリングに通ううちに、同じような悩みを持つ男性のグループセラピーにも参加するようになった。

そこで分かったのは、俺だけじゃないってこと。

みんな同じような傷を抱えてた。

「親から愛されなかった」 「感情の出し方が分からない」 「恋愛で失敗ばかりしてる」

初めて、自分の弱さを他人に見せられた。

そして批判されなかった。

むしろ共感された。

「分かる」 「俺もそうだった」 「一緒に頑張ろう」

仲間がいるって、こんなに心強いんだって初めて知った。

これを読んでるあなたへ

もしこの記事を読んで「俺のことだ」って思ったなら。

まず知ってほしい。

あなたのせいじゃない。

幼少期の環境は、子供が選べるものじゃない。

親から十分な愛情を受けられなかったのは、あなたが悪いからじゃない。

今抱えてる恋愛の問題も、あなたが悪いわけじゃない。

それは傷ついた心が生み出してる防衛反応なんだ。

助けを求めていい

「男は強くあるべき」 「弱みを見せるな」 「自分で何とかしろ」

そんな思い込みは、捨てていい。

助けを求めることは、弱さじゃない。

むしろ勇気だ。

カウンセリングを受けることは、恥ずかしいことじゃない。

友達に相談することも、恥ずかしいことじゃない。

一人で抱え込む必要なんて、ない。

小さな一歩から

いきなり完璧を目指さなくていい。

小さな一歩から始めよう。

今日、自分に一つだけ優しい言葉をかける。

「よく頑張ってる」

それだけでいい。

明日も、もう一つ。

「失敗してもいい」

来週は、自分の感情を一つ、誰かに伝えてみる。

「今日、ちょっと不安だった」

それだけでいい。

変われる

俺が変わり始めたのは35歳の時。

遅くない。

今からでも変われる。

幼少期の傷は消えないかもしれない。

でも、その傷と上手く付き合う方法は学べる。

健全な恋愛ができるようになる。

信じてほしい。

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この記事を書いた人

美容師兼婚活メディアライター(男性)

学生時代はアルバイトで接客を覚え、「人と話すのは得意」と思い込んで社会に出た。しかし仕事で接客で話してる時は盛り上がっても好きな人の前では空回る。
恋愛がうまくいく人は会話の技術より関係の積み上げ方が上手いのかも?
仕事で使う対人スキルを、どうやって「恋愛の駆け引き」ではなく「信頼構築」に転用するかを絶えず思考中。

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